緊張性多汗症にはいくつかの種類があります。
大きく別けて、
「緊張に伴う汗」
そして、
「不安に伴う汗」
です。
「ジェットコースターに乗る前に不安で汗をかいてしまう」
ということもありますが、基本的には多汗症の元は、対人関係・人間関係の悩みに起因しています。
緊張に伴う汗
まずは名前の通り「緊張に伴う汗」です。
緊張が伴うものの事例としては、
- 朝礼で話す時に汗がでる
- 人前に出ると汗をかく
などがあります。
広く考えると、上がり症などのいわゆる「対人関係やストレス」がらみの悩みで、極めて現代的な悩みと言えます。
人は、
「緊張しないようにしないように」
と考えるとなおさら緊張してしまい、汗もなおさら出てしまうという悪循環を起こしてしまいます。
また、汗かきは緊張だけではなく、不安から来る場合もあります。
不安に伴う汗
- 上司から怒られたらどうしよう
- 面接で失敗たらどうしよう
などが典型的な事例です。
- 汗をかいているのを見られるのが恥ずかしい
- 汗が臭っているのでは
などの不安も汗をかく原因となる場合があります。
多汗症の方なら理解いただけるのではないでしょうか。
このように緊張性多汗症は、気分症状から来る精神症状が原因になっているとも言えます。
女性に多いのが、
「わたし、汗臭いかしら?」
という心配でなおさら汗をかいてしまうことです。
特に、脇の下に汗をかく方だと、
「ワキガかも」
という心配が増えて、
なおさら悩ましいです。
ワキガの悩みはなかなか人には相談できないので、心配が心配を呼ぶという悪循環になってしまいます。
このような悪循環からは逃れたいものです。